WELCOME TO MEEGEREN CAFE
このホームページは、フェルメールの贋作者として有名なハン・ファン・メーヘレンの絵画に関する日本で唯一のファンサイトです。
タイトル通り、いつかメーヘレン作品(模写、ジグレーと何点かの真筆)を飾ったカフェをオープンさせたいと思っております。
それまでは、期間限定コレクション展や、ご要望があればレンタル、販売も含め運営してゆきます。
このホームページは、フェルメールの贋作者として有名なハン・ファン・メーヘレンの絵画に関する日本で唯一のファンサイトです。
タイトル通り、いつかメーヘレン作品(模写、ジグレーと何点かの真筆)を飾ったカフェをオープンさせたいと思っております。
それまでは、期間限定コレクション展や、ご要望があればレンタル、販売も含め運営してゆきます。
日本に於いて、一般的に知られている メーヘレンに関する情報は、ほとんどは、フランク・ウイン著 小林頼子訳 池田みゆき訳 『 私はフェルメール 20世紀最大の贋作事件』 (ランダムハウス講談社)に典拠していると考えて過言無いと思います。
※上記書籍はその後「フェルメールになれなかった男: 20世紀最大の贋作事件」と改題されました。
ゆえに重複する内容、及びwikipediaで入手できるものはこちらをご覧ください。
このHPでは、そこに掲載されなかった情報をお伝えしてゆくことで、より メーヘレンを愉しんでゆきたいと思います。
このHPの運営者である私、meegeren maniaは絵画の専門家ではありません。
ですので、ここでは(この後も)自分がCOOLだと思う気持ち優先で楽しんでゆきます。
まずオリジナル(真筆)は、絵としての魅力以外に「来歴」を愉しむものだと思います。
かつてオランダ人の画家が自分が贋作者であることを証明するために法廷で披露した作品が、その後、落札者の寄付により南アフリカ・ケープタウンのキリスト教協会に飾られ、その後、売却されて現在はI・Sプトン夫妻?が所有している作品を鑑賞する際に、この絵がどんな人たちの視線を集めてきたのか?を想像する旅は、素晴らしい過去へのトリップとなります。
しかし、オリジナルで無くとも優れた模写は、その作品の世界観を愉しむには充分すぎるかも知れません。
メーヘレンの多くの作品に共通する「死体安置所のような静謐さ」「不安な日々の中での享楽」のようなものは、実際のメーヘレンが執筆していた1930年代のナチスドイツの侵略がオランダにも及んできた時期との関連性は否定できないと思います。
※このことはオランダ映画、ポール・ヴァーホーベン監督「ブラックブック」を見るとよく理解できます。
これはフェルメール作品が電気が存在しない時代に、窓から差し込んでくる光を暖かく自然からのありがたい恵みとして描いているのとは対照的です。
このように、メーヘレン作品には、「フェルメールの贋作であってでもさえ、フェルメール作品とは異質の魅力が存在する」と思います。
そして、敢えて指摘しておきますが。
日本のweb上に氾濫する「メーヘレンなんて、ただ絵の上手いだけの画家でどうして騙されたのか理解できない」という論調の付和雷同の方たちにお伝えしておきますが、私が模写をご依頼させていただいた画家の方たちとのやりとりで腐心した一つに、「メーヘレンのずば抜けたデッサン力の再現」があります。
もちろんフェルメールの世界観を再現するために少ない色数で作品を描くという古典画家ならではのアプローチも素晴らしいのですが、何よりも、デッサンです。
メーヘレンの数奇な運命を想像しながら、メーヘレン作品を一緒にお楽しみいただければ幸いです。