リュートを演奏する女

- 制作1942年
- サイズ58cm×47cm
- 所蔵アムステルダム美術館
これは、フェルメールの「士官と笑う女」と同じ衣装である以外は、目立つパッチワークが存在しない。
そこで鑑賞者は、これはフェルメールの作風の変遷期のものなのではないか?とミスリードされる。
制作年が「エマオの食事」より5年もあとになっていることが気になります。
「エマオの食事」で大成功を収めて「エマオの食事」に似た宗教画を連発していた時期に、このような落ち着いた作品を描いたのでしょうか?
「楽譜を読む女」の後くらいと考えた方が画歴からはしっくりきます。