微笑む少女

  • 制作1925年~26年
  • サイズ41cm×31.8cm
  • 所蔵ワシントンナショナルギャラリー

この「真珠の耳飾りの少女」と同じ衣装を着た別の少女のトローニーと思われる作品です。
こちらも「レースメーカー」と同様に、1926年にベルリンの画商の手を経て銀行家アンドリューメロンが購入した後にワシントンナショナルギャラリーに寄贈しています。
ただ、「レースメーカー」はブレーメン、こちらの「微笑む少女」はベルリンの画商から販売されています。

この2点の放射線元素の測定をメロン研究所が行ったところ、この2作品に含まれる鉛の精製されたのは100年以上前と判断される。
これは他のメーヘレン作の贋作には無い特徴である。と、されています。
作品としては、どことなくフェルメールの「ワイングラスを持つ娘」に似た表情を持つ女性が描かれています。